オーラルフレイル

皆さんはオーラルフレイルという言葉をご存知ですか?

オーラルフレイルとは 

口の機能が健常な状態と機能低下の間にある状態のことを言います。

 

こんなことはありませんか?

✅以前と比べて食事中噛みにくく感じる

✅食べこぼしが増えた

✅むせやすくなった

✅滑舌の低下     

口の筋肉や舌の動きが低下すると、言葉を正確に発音することが難しくなり、
会話に支障をきたすことがあります。
これがコミュニケーションの減少や孤立感を引き起こし、
さらなる健康悪化に繋がる可能性があります。

 

フレイル予防

 

フレイル予防のため栄養(食・口腔機能)・身体活動社会参加が大切に

なってきます。

 

【栄養】毎日の食事と口腔内の管理が重要となります。

食事ができなくなることで体重が減少し、栄養不足に陥る可能性があります。

特にタンパク質やビタミン不足は、口腔機能の低下を加速させます。

また、固い食品を噛んだり柔らかいものでも噛む回数を増やすことで、

顎の筋肉を鍛え、咀嚼機能の低下を防ぎます。

毎日の歯磨きは1日2回以上、歯間ブラシやフロスを使っていただくことを

オススメ致します。歯と歯の間や歯と歯ぐきの間から虫歯や歯周病は

進行します。1本でも多く自分の歯を残すことで美味しく食事をしましょう。

しかし、本人によるセルフケアだけではオーラルフレイルを予防することはむずかしいです。

歯科医院における継続的な口腔健康管理が必要となります。

定期的な歯科検診を受け、歯周病や虫歯の早期発見・早期治療を行いましょう。

【身体活動】

ウォーキングや、軽い運動を習慣にすることで、
全身の血行が良くなり、口腔内の環境も改善されます。

ご自宅では筋トレやラジオ体操などがオススメです。

また、口を大きく開けたり、舌を動かしたりする口腔体操は、
口腔機能の維持・向上に効果的です。

 

【社会参加】

家族以外の人達との繋がりを作る。

趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの
行事などに参加してみましょう。

社会参加の活動は、受動的に行うのではなく、
自らの意思で希望して活動することにその意義があります。

調査によると社会活動に参加した人が
社会参加の活動をしていてよかったこと

として最も多い回答が新しい友人ができたとのことでした。

次に地域に安心して生活するためのつながりができたというもので、

半数以上の参加者が活動を通じて「人とのつながり」という点で
参加のメリットを実感しているそうです。
楽しく活動できることはいいことですよね。

日進市では歯科医師会と協力してオーラルフレイルに力を入れています。
皆さんもできることからフレイル予防をしていきましょう。